老人ホームで
診療の終わった昼休みは、「こうじ先生」と分担して老人ホームの訪問診療を行っています。今日は長久手の老人ホームへ訪問でした。5月から担当、やっと入居者様から顔を覚えていただけるになりました。私も入居者様の名前と顔が一致、主な病名も頭に入るようになってきた今日この頃。このホームも「認知症」の方が数多く生活。訪問のたびに、「あんた誰だね?」から始まり、会話にならない会話を交わして面会は終了です。内科的疾患がなければこれ以上のことはいかんともしがたい。
こんな中、食堂で。私には一言もしゃべらない脳腫瘍の女性が、「ありがとー」しか言わない車椅子の御婦人に手をにぎられて、お互いにっこりと微笑みあっている場面に出会いました(確かに何かしゃべっていた)。改めて感じました、医療者のできることはほんのわずか、このホームの入居者様を守っているのは、入居者様同士なのだと・・・
http://www.watanabe-clinic.org/blog/old/bestlife.jp/facilities/aichi/aichi/index.html
=院長=