岡田さんからのお便りです!〜パート 79〜 2012.6.11.
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東海地方も梅雨入りし、これからは少し憂鬱な雨の日が多くなりますね。貴重な晴れの日にはぜひ外に出て、花菖蒲やあじさいなど、この時季にしか見られないものを探してみてください。
今回のレシピは、先週行われたお料理教室で作ったものです。話題の塩麹を使い、袋に入れて真空で茹でるというパッククッキングのご紹介です。
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白身魚のあっさり煮/パッククッキング |
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白身魚のあっさり煮 |
一人分 130Kcal(塩分 1.3g)【味付けは塩麹だけ】 |
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材料 (二人分) |
白身魚 |
・・・・ |
80g×2切れ |
たまねぎ |
・・・・ |
100g |
にんじん |
・・・・ |
20g |
枝豆 |
・・・・ |
40g |
塩麹 |
・・・・ |
10g×2 |
0.02mmのポリエチレン袋 |
・・・・ |
3枚 |
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―作り方― |
1) |
ビニール袋に一人分ずつ魚と塩麹をいれ(塩麹は身側にぬる)しばらく置く。 |
2) |
たまねぎは1p幅のくし切り、にんじんはせん切りにする。 |
3) |
2)の半分量を1)の袋にそれぞれ入れてもむ。 |
4) |
水を張ったボールの中に袋を入れ、中の空気をしっかり抜き真空状態を作り、袋の端をしっかり結ぶ。 |
5) |
枝豆は塩(適量)と共にもう一つの袋に入れ、4)のように真空にする。 |
6) |
沸騰したお湯にそれぞれの袋を入れ、魚は15分、枝豆は7分茹でる。 |
7) |
食材が柔らかくなったら取り出し、袋から出して器に盛る。 |
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パッククッキング |
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簡単に言えば、「ポリ袋に材料と調味料を入れ、空気をぬいて真空状態を作り、熱を加えるだけの簡単調理法」です。
肉じゃがなどの煮物や煮魚、おかゆ、茹で野菜などができます。
熱の加え方は、○沸騰湯に入れる、○電気ポットを98℃に保った中に入れる。(水は容量の1/3)○炊飯器でご飯を炊く時に、お米の上にポリ袋を置いて、普通にスイッチを入れて炊く。などです。
ポリ袋は「高密度ポリエチレン製」。「食品包装用」の無地でマチのないものがおすすめです。(普通にスーパーで売っている熱に強いポリ袋で、特別なものではありません。)
空気を抜く方法は、○水圧を利用して、水の中で抜く、○ストローでぬくなどです。
袋を結ぶ時は、できるだけ袋の口に近い部分で結びます。加熱すると袋が膨張するので、遊びの空間が必要だからです。
一度にいろいろなおかずができ、洗い物もなく、少量調理に向いているので、一人暮らしの方におすすめです。
味がしみこみやすく、少ない調味料ですみ、栄養が逃げにくいなどの利点もあります。ぜひ試してみて下さい。
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★塩麹★ |
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麹に塩と水を加えて発酵させたもの。
酵素の力で食材のうまみを引き出し、食材を柔らかくします。塩分は10〜15%で味噌と同じぐらい。塩の代わりに使う時は塩の倍量、漬けるときは重量の1割程度が目安です。
市販のものもありますが、麹と塩と水(3:1:3ぐらい)で簡単にできるので、ぜひ自分で作ってみてください。
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