「私と糖尿病の出会い」
名古屋市名東区 Mさん 36歳 男性
2007年12月に72kgあった体重が、目立ったダイエットをした訳でもなく、ある日突然減り始め翌1月には62kgまでになっていました。 また、日中喉の渇きも尋常でないほどで500ccのペットボトルを飲み干した直後に、また飲みたい欲求にかられ1日に数本飲み、夜中には平均して2〜3回トイレに行っていました。 今までこのような事はなく、インターネットで事例を調べてみたら『糖尿病によくある事例』として多数載っていました。 前々から奥さんに「誕生日をきっかけに一度病院に行ってはどうか?」と言われてはいたものの、なかなか行動にうつすことができないまま、日にちばかり経っていきました。 そして、いよいよ運命の私の36回目の誕生日、『 1月26日 』 以前、奥さんの勤め先へ予防接種に来られていた渡辺先生が、糖尿病の権威ということで紹介され、恐る恐る『わたなべ内科クリニック』へ行きました。 結果はやはり・・・ビンゴでした。今までのどんな誕生日プレゼントよりもビックリでした。その時の血糖値は、空腹時で259mg/ml、HbA1cが何と12.8%でした。以前から、会社の健康診断で糖尿病の疑いありと診断されていましたが、問題ない、まさか自分が・・・などと思い、病院に行くことはしませんでした。 先生から、これからインスリン注射を打っていこうと言われたときは正直拒否したかったのですが、体の事を考え、半ば嫌々ですが承諾しました。 やってみたら10秒くらいで終わるので慣れたらどうってことはありませんでした。 それでも一向に血糖値が下がらなかったため、先生から紹介状を書いてもらい緊急入院することになりました。 2週間の教育入院を終え、退院した時にはさすがに血糖値も下がり、HbA1cも7%台にまで下がっていました。 また、奥さんの協力の甲斐も有り、食事療法を続け、一時は12%もあったHbA1cも現在では5%台まで下がりました。 そして、つい先日、先生からインスリン注射を中止してみようかと言われた時には、思わず先生を抱き締めたくなった程でした。 現代の医学では完全に治る事のない病気になってしまい、一時は絶望感と奥さんに対する罪悪感がありました。 今思えば、あの時奥さんから病院に行く事を勧められた事が、結果的に早期発見・早期治療に繋がりました。もしあのまま放っていたら、あれ以上の苦しみがあったかと思うと、奥さんには大変感謝しています。 最近では、私が12月生まれだったら、病院に行くきっかけもなく、まだ治療もしていなかったね・・・と、笑い話になっています。 闘病生活当初はどん底だった気持ちも、今では“もう後戻りは出来ないのだ!!”と素直に現実を受け止め、これからも夫婦揃って前向きに付き合っていこうと思っています。 最後になりましたが、渡辺先生・・・頑張りますのでこれからも宜しくお願い致します。