「臨床実習を終えて」
愛知医科大学 原 敦
わたなべ内科クリニックでまず初めにさせて頂いたのがトイレ掃除でした。 医師は同業者のみではなく患者さんからも「先生」と呼ばれ、慢心しやすい危うい職業です。 大学病院で実習している間も学生ながら「先生」と呼ばれていたので驚きを隠せませんでした。医師となっても初心を忘れない様にという方針に、身が引き締まる思いでした。 驚いたのはそれだけではありません。 わたなべ内科クリニック主催の糖尿病患者に対する料理教室が開かれ参加させて頂きました。 糖尿病の方の食事療法として、栄養配分とカロリー制限の料理を作るという趣旨でありましたが、院長先生は率先して料理をされてコミュニケーションをとっていらっしゃいました。 患者さんの目線に立ち、同じ体験をすることによって理解が深まるのでしょう。本気で患者さんの事を考えておられるのが伝わりました。 1日だけの実習でしたが普通の学外臨床実習ではまず出来ない経験をさせて頂けて、とても感謝しております。また機会があれば是非よろしくお願い致します。