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医療法人社団健翔会わたなべ内科クリニック
 糖尿病の話

■糖尿病の話

  ・・・こちらでは毎回、糖尿病についての情報・知識等を提供していきます
第8回 「糖尿病と歯周病」定期チェックで口腔のお手入れを

 糖尿病が歯周病を悪化させる因子のひとつであることは知られていましたが、同時に歯周病が糖尿病を悪化させることもわかってきました。

 血糖コントロール不良の場合、全身同様、歯茎でも血管の動脈硬化や血流の低下、血管炎が起こります。歯垢内の細菌に対する白血球の機能低下も指摘されています。また細菌が出す毒素(コラゲナーゼ)の機能亢進が報告されています。

 逆に、重度の歯周病では、炎症の起きている歯茎の炎症性細胞からインスリンの作用を抑える種々の物質が放出され、血糖コントロールに影響を与えると考えられています。調査によれば、2型糖尿病は1型糖尿病に比べて歯周病となる危険度は約 3 倍高く、また罹病期間と歯周病重症度との間に関連が見られます。

 さらに 糖尿病患者さんの 30 %前後が唾液の少ないドライマウス(口腔乾燥症)であるといわれています。唾液減少は自浄作用の低下→歯周病悪化へとつながります。
 血糖上昇で、口腔内のブドウ糖も上昇し、細菌にとっては栄養分の多い絶好の環境となります。

 目や腎臓、神経といった合併症は良く知られており、皆さんもドクターも注意が行きやすいのですが、口腔内の歯周病はつい見過ごしがちな部分です。年に一度くらいは歯科チェックをおこない、大きなトラブルになる前に対処しておくことが大切です。

バックナンバー
■ 第8回 「糖尿病と歯周病」定期チェックで口腔のお手入れを
■ 第7回 「糖尿病性腎障害」
■ 第6回 「食後血糖上昇は心筋梗塞のリスク」
■ 第5回 「インスリンを測ってみよう」
■ 第4回 「検査値をどう読むか-2」
■ 第3回 「検査値をどう読むか」
■ 第2回 「自己管理・治療選択で糖尿病合併症の予防を」
■ 第1回 「糖尿病」ってどんな病気?

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