「私と糖尿病とのお付き合い」
尾張旭市 Uさん 63歳 男性
私は三年前会社の産業医に「糖尿の気があるのです」と申し上げたところ、「Uさんあなたは立派な糖尿病ですよ、このままだと先は長くは無いですよ」と過去のデーターをグラフで示し説明して頂き、家の近くの専門医であります渡辺クリニックを紹介して頂き治療を勧められました。 自分で言える立場ではないが「立派な病気というのはなんだ」と叫びたいほどでありました。その時の数値はヘモグロビン A 1c7.6%、空腹時血糖が150でございました。 思い起こせば仕事と遊びの区別無く週に幾日も飲み歩きお腹一杯食べる日を続けており、当たり前のことであります。 紹介状を持ち渡辺クリニックに訪れましたのは二週間程過ぎた頃でありました。 その 2 週間は飲酒を止め会社帰りに2つ前の駅で地下鉄を降り毎日30 分徒歩で帰宅を続けました、初めて渡辺クリニックを訪ねた日の数値はヘモグロビン A 1c7.3%、空腹時血糖134で、渡辺先生のご指導は「1日の摂取カロリーを1600kclに抑える事と運動を続けてください、今の状況では薬を使用するまでも無いですので様子をみましょう」と頂きました。 私自身も糖尿の薬使用には若干の拒否反応もあり、先生のご指導は大変嬉しく自分の体のためだ頑張ろうと思わせて頂きました。 妻の協力で 1 日の摂取カロリーも守ることが出来、会社帰りの歩きに併せ、日曜日に渡辺クリニックで皆さんと行なう東山公園ウォーキングに参加したりしました。 その後 天白区 より尾張旭に転居し、休みの日は 1 時間半ほどのウォーキングを行い、ある時には藤が丘より約6kmを歩いて帰宅した事もありました。 尾張旭は歩くのには最適な所であります。森林公園や池の周りを公園や遊歩道として整備されており、桜・紅葉・藤の花等々それらが季節を教えてくれるしウォーキングを和ませてくれる。 でも始めた頃は少し天気が悪いと止めようかと思ったこともあったりし何度もへこたれそうになりしましたが「誰の為でもない自分の為だ」と心で叫び無理をせずに 50 分程で切り上げ、毎日行なう事に意義があると奮い立たせ続けました。 渡辺クリニックに通い始めて一年過ぎた頃に私は定年退職となり、ウォーキングが日課となりました。 朝食を摂り、1 時間後にコップ1杯の水を飲み歩き始めます。雨の日も傘を差してまでも行っております。 この頃になりますと歩くことが楽しくなり道端の草花を愛で季節を感じ、妻と歩くことが多くなりました。 お陰さまで現在ではヘモグロビン A 1cは5.5 〜6.0%の間と正常値を示し、一度も薬を使わずにこの様になりました。 「病は気から」と言われておりますが正にそうであります。 まずは「自分は治ると思うこと」と、「医者を信じて自ら努力すること」です。渡辺クリニックには通い始めは一ヵ月に一度伺っていましたが、今では二ヶ月一度となり健康体に近づいており、これも渡辺先生のご指導のお陰であります。 有難うございました。