「健康ということは何にも増してうれしいこと」
M.K.さん 男性
糖尿病と認識したのは、37歳のころA型肝炎で入院した時でした。食事、運動などの節制、そして一生この病気と付き合わねばならないと知った時、人生が重くなってしまった気がしました。 食事と運動療法が薬に変わり、わたなべ先生のクリニックに通院して3年が過ぎた昨年の5月の末、いつもの温和な表情の渡辺先生が、「なにか大きく変えてみないと大きな変化もなく、このまま老化とともに段々悪くなります・・・」という意味の話をされました。 体重さえ減れば、答えはわかっていました。治らない病気でも特に何か問題が発生しているわけでもない日々、でも体重も徐々に増加している。管理栄養士の岡田先生からも話を聞いても自身の危機感がなく、結果が出せない減量という大難題。 5月から夕食後のウォーキング、努力のわりに体重は減らず、足の裏や膝の痛みが出てしまい挫けそうになりました。そして10月からは、食事内容をメモして岡田先生に毎月提出し、食事や運動量のメモを見てもらい始めました。 するとまだ1年も経たない今月、体重は19キロ減り、血圧と糖尿病の薬もなくなり、ヘモグロビンA1Cも5,2に。 1年前には、想像できない変化に驚き、うれしく思っています。誰かに見守ってもらう、励ましてもらう、節制と努力が必要な糖尿病治療には、やさしさと厳しさが必要ですね。なかなか結果は現れない、でも小さくても良い結果がどれだけ自分自身の励みになるか、ほんとうに身にしみました。 サイズアップする服を買うのは、苦痛ですが、サイズダウンする服を買うのは、楽しいものです。まして健康ということは何にも増してうれしいこと。 1年前、先生に言われたことばが変えて下さいました。悪い結果を聞きに通院するよりも、良い結果になるように、良い結果を聞きに前向きに通院できるように1ヶ月過ごしながら、スタッフの皆さんに会えるようにと心がけています。