「苦にならないクリニック通い」
東区 H.T.さん 62歳 平成23年3月21日
59歳で退職し。それまで大した病気もせずに来れたことを幸せに感じておりました。 ところが、昨年(平成22年)夏頃、2か月の間に(1)体重が81kgから70kgに落ち、心当たりも無いのに不思議で仕方ありませんでした。 そのうち頻繁に(2)喉が渇くようになり1時間置きに水を飲むようになったのです。この時も夏だからぐらいに思っていました。 突然トイレにも行くようになります。夜中にトイレに行くことはなかったのですが、(3)2〜3回起きるようになりました。(4)足の先も偶に痺れたりしました。 そして春には野や山の自然を見て「おっ!美しいぃー」と感動していたのに、この頃はどんなに美しい自然を見ても(5)感動が起きてきませんでした。「どおゆうこと」と自問自答するばかりでした。 (3)(4)まで来ると流石に「糖尿病かな」と思うようになりました。ちょうど「なごやか健診」を受けていたので、いずれ結果は分かるだろう位に考えていました。 8月末に健診結果が郵送され開封すると、「糖尿病です。すぐ受診してください。」というものでした。 血糖値は500mg/dlを越えていました。 それでも、特に痛いところも無いため、ひっ迫感も感じず、2か月くらい普通の生活をしておりました。 医療機関に勤めていた関係で、ある日、知り合いの看護師長に「糖尿病になっちゃったよ」と、特に治療も受けてないことを話すと、「いくら死ぬのが怖くないと云っても、合併症を患うと苦しんで死ぬのよ。」と、一喝されてしまった。 そうか「苦しんで死ぬのは嫌だな。」と云うことで、医療機関探しが始まります。 自分が勤めていた病院でもいいのですが、どこの病院でも多くの医師は異動が有ります。 一生付き合うなら。「かかりつけ医」である診療所を選ぶこととし、まず、インターネットで調べることにしました。 第一要件は「糖尿病学会専門医」でした。沢山の診療所がホームページを出しており、東区にも何件かありました。 そんな中で「わたなべ内科クリニック」を選んだ理由は次の通りです。 (1)糖尿病学会専門医であること。 (2)研修医や患者さんの評価が良かったこと。 (3)いろんな取り組みに積極的であることがホームページから読み取れたこと。 早速、電話で予約を入れ受診したのが健診の通知を受けてから2ヶ月後の平成22年10月22日でした。 いろいろな検査をしていただき、院長先生からは丁寧な分かりやすい説明を受け「インシュリン注射はやらなくていいでしょう。」とのこと。(内心ほっとしました。) それでも、「すこし薬を飲んでみること。体重は今(71kg)の状態を保つこと。」は、院長先生の優しい言葉とは裏腹に、重い課題となって来ました。 そこで、前出の看護師長の忠告も受けながら、初診以降の食生活等で変わったことといえば、 (1)朝は、そば・そうめん(好きだから)、パンなら2枚 (2)昼は、キノコとキャベツの野菜炒め(フライパン一杯) (3)夜は、ご飯(茶碗1杯) これは主食ですが、副食があっても少々で、後は豆乳、果物等です。 365日アルコールを欠かしたことはありませんでしたが、ビール風味は止められずアルコール・糖質・カロリー0%の炭酸飲料にしました。 その他、知人がくれるから飲んでいるものとして、 (1)サプリメント(ほとんどのサプリメントは効果に科学的根拠は無いといわれている) (2)山ぶどうの焼酎漬け(知人は治ったというが?) (3)温泉水(炭酸系・・・糖尿病に効果ありと書いてあるが?)岐阜県まで汲みに行く。 毎月、院長先生から励ましの言葉を頂きながら、検査結果は、と云うと下図のとおりです。 月ごとの検査結果 月 10月(初診) 11月 12月 1月 2月 3月 HbA1c 11.4 10.2 8.1 7.0 6.1 5.7 3月に院長先生から、「合併症の心配は無くなって来ましたね。」と言われて、自然と笑みがこぼれて来ました。きっと薬が効いてきたのでしょうね。今は薬を飲まなくてもこの値が保てるようにしなければと考えています。 最後に、ホームページの研修医や患者さんの評判が良かったのは、そのとおりだったですね。 二人の受付の方・二人の看護師さん・そして院長先生、優しくて温かい雰囲気で、このようなスタッフの方が「自分の働いていたクリニックにも欲しかったな。」と思いながら楽しんでクリニック通いをしています。