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医療法人社団健翔会わたなべ内科クリニック
 お便り

「糖尿病と合併症」

日進市 Nさん 55歳 男性

 私が糖尿病を発症して25年たちます。
 それ以来ずっと治療を受けてきましたが、わたなべ内科クリニックを訪れたのは3年ほど前になります。私の住んでいる近くの総合病院で20年以上お世話になってきましたが、足のむくみが出てきているのに何の処置もせずに糖尿病だから仕方ないという治療でしたので、それではいけないと思い、わたなべ内科クリニックを訪れました。

 むくみで体重が5〜6キロ太っていて先生も驚かれたと思います。まずはこのむくみをとる治療をしてくださり、3ヶ月ほどで元の体に戻りました。
 それから毎月1回通院を続けましたが1年ほど経ってクレアチニンの数値が少しずつ上がり始めたので、先生より腎臓の病院を紹介され診察を受けて来ました。そこではまだ大丈夫ですのでしっかり治療するようにいわれました。

 それからまた1年ほど経って、昨年の平成19年9月に名大病院を紹介していただき、2週間教育入院を行いました。そこでは近い将来に腎臓の機能が悪くなり透析の導入になる事を教わり、また、クレアチニンが4をこえたので身体障害者4級の認定を受け、障害者手帳を貰いました。
 私としては障害者の認定を受けたことはその時点ではピンと来ませんでしたが、病院を退院して出来るだけ長く腎臓の機能を持たせるために、低タンパク、減塩など食事療法を行いました。

 しかし、糖尿病という病気をもっていると、ほかの人とは違い食事療法をしているのに、毎月クレアチニンの数値が上がっていきました。体的には何の支障もありませんでしたが、今年の5月頃から少しずつ体が辛くなってきたのが自分でも分かりはじめました。

 そこで名大の先生に勧められてまずは、左手の手首を切って動脈と静脈を接続するシャントの手術をしました。それから2ヶ月ついに7月16日に透析の導入に入りました。一日おきに週3回です。
 今はまだ一回3時間ですが普通4時間になります。透析の導入に2週間入院をして計6回の透析をして退院しましたが、この間に今まで腎臓をかばって出来なかった検査を頭の先から足まですべて行いました。

 頭部のMRI検査大きな異常はみられませんでしたが、少しの炎症が有りました。頭部は最終的な所で少しではなにもおこないません。
 目ですが、造影検査を行い両目とも眼底出血がみられるため、レーザー治療を勧められ、現在レーザー治療が始まりました。

 心臓は心筋シンチの検査を行い狭心症が強く疑われるので、心臓カテーテル検査を行いました。
 その結果冠動脈が動脈硬化で細くなっているところがあり、治療をすすめられ、薬物療法でなくPCIを選択して後日手術をすることにしました。この手術はカテーテル法を用いて冠動脈を網目状の金属(ステント)で拡張する手術です。

 腹部のMRIでは腎臓の横に7ミリぐらいの腫瘍があり、これもこれから検査をしていきます。
 胃は初めて胃カメラの検査を行いましたが、予想以上の辛さでした。結果は胃には慢性胃炎があり十二指腸には一箇所ポリープがあり摘出しましたが、悪性かまだ結果は聞いておりません。
 足の血管のカテーテル検査は詰まっているところはありませんでしたが、これも糖尿病の合併症に見られる100メートル歩けない血管の病気で、私はまだそこまでは行ってませんが昔のようには良く歩けませんし、ゴルフはカートでないとラウンドできない状況です。

 糖尿病発症から25年、今糖尿病で恐れられている合併症がほとんど現れて、これから多くの治療と向き合っていかなくてはならなくなりました。
 現在55歳。いくつまで生きられるか分かりませんが、まだやりたいことが沢山あるので、何とかこれ以上色々な病が進まないように祈るしかありません。

 糖尿病を発症したかたがたに言いたいのは、誰も好きでなった訳ではありませんが、少しでも糖尿病が進行しない努力をして下さい。形に表れない病気ですので安易に思っていると私のように取り返しのつかない事になってしまいます。
 是非、ほんの少しの食事の節制で進行はとめられますし、必ず自分の主治医を持って、定期的に検査をしていくことが大切に思います。

バックナンバー
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■ 高脂血症と診断を受けて三年」 守山区 H.U.さん 58歳 女性
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