「学外臨床実習」
愛知医科大学医学部5年生 塚本 倫子
わたなべ内科クリニックに来てまず最初に驚いたのはクリニックの清潔感でした。施設が新しいということだけではなく、物が少ないというわけでもないのにとても美しいなと感じました。 すると実習の一番最初の作業でその答えが見つかりました。それは検尿室の掃除でした。普段もトイレ掃除はしますが、患者さんが使われるのだから美しくしたいと思ったのです。 こちらのクリニックのスタッフの方は、すべてのスペースにそのような思いを込めてらっしゃるのだろうと思います。 次にチームシステムに感動しました。 一人一人の患者さんに過不足なくお話を聞くために、一人の看護師がリーダーとなり、電子カルテ上やスタッフ間のインカムを使って患者さんの動きを把握し、患者さんを待たせない体制が整っていました。それは大学病院のような大規模な機関で採用されてもおかしくないようなシステムだと思います。 長期的に通院しなくてはならない糖尿病患者さんにとって、待たなくてもいいということ自体が通院継続を可能にしているのだと思いました。 また問診や処置の際にとても熱心に患者さんの話に耳を傾けられていた先生や看護師は、患者さんにとって時に教師、時に友人のような存在のようなのだろうと感じました。 診察だけでなく、フットケアや食事相談、料理教室、講演会など様々な形での患者のサポートの体制が充実している点もすばらしいと思います。 1日という短い時間で沢山のことを教えてくださった先生方や他のスタッフの方々、問診にご協力いただいた患者さんの皆様に深く御礼申し上げます。 自分自身も将来開業をめざしております。わたなべ内科クリニックを目標にしたいと思います。ありがとうございました。